じっと手を見る

今年も水栽培始めました。
綺麗に咲くといいな。

 

さて、未だに高齢化社会…とか言われてますけど、もう高齢化じゃないんですよね。
今、すでに高齢・多死社会なんです。
まだ問題に直面していない方も多いとは思いますが、今まで見ないようにしてきた現実が、私たち医療者の目の前にあります。
私は高齢者の心を救う手が欲しい。

 

入院患者さんで75歳なら、「あら、お若い」って思います。(後期高齢者ですが)
80・90当たり前、100歳オーバーなどざらにいる、そういう時代。
私が思うに、体の健康を重視しすぎて、心の健康をないがしろにしすぎてきてしまったツケが今回ってきたな、と。
寿命が延びることによって起こる、様々な問題を解決しようとしないままに、この国はここまでたどり着いてしまった。

 

数えきれないほどの高齢者たちと関わってきて感じることは、 人間は例外なく老いあるいは病み、いつか死んでいくものだということから目を背けすぎているんじゃないかということ。
思い通りにならない身体を、『そういうもの』と受け止めて生きていく覚悟があまりにもなさすぎる。
肉体の健康に対する異常なまでの執着は、心を病むことにつながっているんじゃないでしょうか。
齢90を超えた人が『もう死にたい』と嘆く姿を、なす術もなく見つめながら、だけどこの現状を変えていこうと心に秘めながら、今日も働いています。