美しくて悲しい

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春がきましたね。

この眠りから覚めるような植物の変化は見ていて飽きることがありません。最近は季節の移り変わり方がちょっとおかしいと思うことがありますが、それでも四季のあるこの国に生まれてよかった。春夏秋冬、それぞれに美しさがあって。誰かに見せてあげたいと思うような景色、あなたにもあるでしょう。

でもね、実際に見て感動した景色ほど、写真に撮ってみると、あらら、そうでもない・・・って残念な出来だったりしませんか? ものを見るときの気分やシチュエーションによってズームしたり焦点を合わせたり、ソフトフォーカスがかかったり。人間の眼って高性能だなあ。この芽吹きの写真も、実物はこの何倍も美しかったんですけどね~。「それはお前の腕が悪いだけだろ」って? そうですね、お説ごもっともでございます。

思うような景色を写真に収められない時は、もうひたすら眺めることにしています。そもそも人間の持ってる高性能カメラ(眼のことね)は感情っていうフィルターまであって、人と共有することが難しい。自分にとって心が震えるような瞬間であっても、他の人にとっては何の価値も感じられないこともあります。でもそれは仕方のないこと。それでも誰かに伝えたいと思うから、目の前の景色が美しければ美しいほど少し悲しい。