色彩の暴力

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先日、一足お先に花見をしてきました。

染井吉野ではなくて、たぶん江戸彼岸だと思います。淡く紫がかった花びらが幻想的で、早朝たった一人の贅沢な時間でした。満開の染井吉野の下で大勢で愉しむお花見も好きです。だけど最近は足が遠のいている。原因はアレしかない。

ショッキングピンクの提灯と、青いビニールシート。これでもくらえ! ってほどの人工的色彩。

提灯は桜の色に合わせてってところでしょうか・・・いやいやちょっと待って! よーく見てください。桜色を全く引き立てない強い自己主張にウミコドン引き。染井吉野の魅力は集合の美です。花びら一枚一枚は、はかなげに薄くてぼんやりとした色をしているけれど、それがたくさんたくさん重なり合うことであの美しさが完成しているんです。それを・・・あああ~(悶絶)きわめつけに、美味しそうな豪華な料理を、食欲を減退させる効果のある青を使ったシートの上に広げちゃうんです。何故だ!?

はい、ワタシ、そんなことで残念な気持ちになってしまうちっちゃい人間です。

はるか平安の世から、花と言えば桜。それくらい日本人の心の花です。もう少し丁寧に扱って——!!!