孤独のススメ

私には死ぬまでに一度、実際にこの目で見ておきたい絵がある。

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東山魁夷『映象』148×212cm 東京国立近代美術館蔵 画集『白夜の国』より

この絵を画集の中で見つけたとき、この世界に入っていってしまいたい、そしてタロットカードの隠者のように、ランプを片手に一人で暮らしたいと思った。それはいったいなんという完全な孤独だろう・・・と恍惚としてしまう。

幼少のころから一人で音のしない時間を過ごすことに慣れているので、圧倒的に孤独に対する免疫がついています。だからちょっと私の感覚は特殊かもしれない。だけど人間には一人きりで静寂に身を浸す時間が絶対に必要だと思う。

孤独を経験することによって、自分がどういう人間であるかを突き詰め、思考し内省し自律の心を育てる。物理的に独りであることを楽しむ余裕がないと、精神的な強さが育たない。

家に帰ると同時についテレビをつけてしまう、音楽をかけてしまうという人は、一度何の音もない時間を過ごしてみてほしい。もしもその時間が苦痛でしかないならば、ちょっと精神的に弱いところがあると思っておいたほうがいい。

逆に子育て真っ最中の人は、お願いだから一人にしてって思うことがあるはず。てことはやっぱり孤独な時間を過ごすということは、人間の自然な欲求なんじゃないのかなと思うのです。