母よりも母

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二月に撮ったこの水仙も、そろそろ咲くころでしょうか。水仙は看護を学んだ母校のシンボル。母校は大規模な統廃合で、私たちの卒業と同時に閉校となり、今は校舎が残るのみとなりましたが、この花をみると、看護学生時代の恩師を思い出します。

ユーモアがあって穏やかで、笑顔の大変可愛らしい先生。(この表現失礼?)卒業して20年近く経つ今でも、折に触れ気にかけ、思いやりのある言葉をかけてくださいます。以前、縁あって先生が勤務されていた看護学校に就職することになり、その学校の理事との面接の際。看護師である以外、何の実績もない私のことを「人柄は私が保証します」と言い切ってくれたことは忘れられません。

実は私、学生時代にはそんな先生に噛みついてばかり。ある日、病院実習での不満や苦情をぶつけてしまった。一方的に、それも泣きながら。先生は私の暴言を一通り聞いた後、落ち着いて一言。

「感情失禁ですね」と。

失禁! 感情の失禁! この言葉に撃沈。今思い出しても恥ずかしい。それ以来、むやみに負の感情を垂れ流さないように、心の括約筋を鍛えています(何の努力だ)少しは私、大人になったでしょうか。

確か先生にはお子さんがなかったけども、私にとってこの人こそ母性の象徴。先生に育てられた私たちはまっすぐに生きています。私もいつか先生のような人になりたい。